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足場工事の種類を徹底解説|くさび式・次世代・単管足場の特徴

建設現場において安全で効率的な作業を実現するために欠かせない足場工事。三重県松阪市を拠点に津市、鈴鹿市などで足場工事を手がけている繋心工業株式会社では、くさび式足場・次世代足場・単管足場をはじめとする様々な足場工事に対応しています。
 
足場工事
足場には多くの種類があり、それぞれ異なる特徴やメリットを持っています。現場の条件や建物の構造、安全性の要求に応じて最適な足場を選択することが、工事の成功を左右する重要な要素となります。
本記事では、主要な足場の種類とその特徴について詳しく解説し、建設業者の皆様が最適な足場を選択するための知識をお伝えします。
 

 

足場工事の基本知識と重要性

足場工事は建設現場における安全性と作業効率を確保するための重要な工程です。建設業界における労働災害の約40%が墜落・転落によるものであることから、適切な足場の選択と設置が現場の安全を大きく左右します。
 

🏗️ 足場の役割と安全性

足場は単なる作業床ではなく、建設現場の安全を支える総合的なシステムです。作業員の安全な移動経路の確保、資材の一時保管場所の提供、養生シートの取り付け基盤として機能します。
 
厚生労働省の統計によると、令和5年の建設業における死亡者数は223人で、そのうち墜落・転落が86人(38.6%)を占めています。この数字は、適切な足場工事の重要性を物語っています。
 

📋 法規制と安全基準

足場工事は労働安全衛生法に基づく厳格な基準が設けられています。2024年4月からは改正労働安全衛生規則が施行され、幅1メートル以上のスペースがある場合は原則として本足場の設置が義務化されました。
 

重要なポイント
足場の高さ制限は種類によって異なります。くさび緊結式足場は31m未満、枠組足場は45m以下、単管足場は31m以下となっており、これらの基準を遵守することが法的に義務付けられています。

 

くさび式足場の特徴と活用法

くさび式足場(正式名称:くさび緊結式足場)は、現在の足場工事において最も普及している方式の一つです。凹凸が付いた金具(くさび)をハンマーで打ち込み、部材同士を接続して組み立てる構造が特徴です。
 

🔧 くさび式足場の構造と組立方法

くさび式足場は、支柱となる鋼管に一定間隔でくさび受けが溶接されており、水平材や斜材を接続する際にくさびをハンマーで打ち込んで固定します。この構造により、ハンマー1本で組み立てから解体まで完了できる簡便性を実現しています。
 

項目
内容
高さ制限
31m未満
作業床幅
40cm以上(労働安全衛生規則第563条)
組立工具
ハンマー(主要工具)
適用現場
住宅建築、改修工事、外壁塗装

「参照:厚生労働省 労働安全衛生規則改正」
 

✅ メリットと適用現場

くさび式足場の最大のメリットは組立・解体の速さです。部材がユニット化されているため、短期間での設置が可能で、狭い場所でも柔軟に対応できます。三重県内の住宅地や市街地での施工において特に威力を発揮します。
 
ただし、ハンマーによる打撃音が発生するため、住宅密集地では近隣への配慮が必要です。松阪市や津市などの住宅街での工事では、作業時間帯を調整することが重要になります。
 

 

次世代足場の革新性と優位性


次世代足場は、従来の枠組足場やくさび式足場の規格を全面的に見直した革新的な足場システムです。安全面、施工面、管理面の各観点から改良が加えられ、現代の建設現場のニーズに応える設計となっています。
 

🚀 次世代足場の設計思想

次世代足場の開発背景には、現代の作業員の体格向上があります。成人男性の平均身長は従来の足場が導入された頃より約10cm伸びており、ヘルメットや安全靴を着用するとさらに10cm程度高くなります。次世代足場は、このような現実に対応してより広い作業空間を確保しています。
 

空間性能

作業空間:従来比で約20%拡大

床材間隙間:3cm以下を維持

建地との隙間:12cm未満で安全性確保

軽量化技術

重量削減:従来足場比で大幅軽量化

運搬効率:トラック積載量向上

組立負荷:作業員への身体的負担軽減

安全機能

抜け防止:強化された安全機構

手すり先行:組立時の安全性向上

二段手すり:標準装備で墜落防止

「参照:平和技研株式会社 次世代足場技術資料」
 

🛡️ 安全性と作業効率の向上

次世代足場では「手すり先行工法」が標準採用されています。これは厚生労働省も推奨する工法で、組立時・解体時を問わず常に手すりがある状態で作業ができるため、墜落事故のリスクを大幅に削減します。
 
国土交通省のNETIS(新技術情報提供システム)にも登録されており、公共工事での活用実績に応じて工事成績評定での加点対象となる技術として認められています。
 

単管足場の汎用性と経済性

単管足場は、直径48.6mmの鋼管(単管)とクランプという金具を組み合わせて構築する最も基本的な足場です。汎用性の高さと経済性から、様々な現場で活用されています。
 

⚙️ 単管足場の構造と特性

単管足場は単管パイプにクランプを接続し、ボルトで締め付けて組み立てます。この構造により、複雑な形状の建物や狭小な現場でも柔軟に対応できる特徴があります。部材はホームセンターでも入手可能で、DIY用途でも利用されています。
 

注意事項
単管足場は組立・解体に時間がかかるデメリットがあります。また、他の足場システムと比較して安全性の面で制約があるため、高さ制限(31m以下)を遵守し、適切な安全対策を講じることが重要です。

 

🎯 適用場面と制限事項

単管足場は形状の自由度が高いため、三重県内の古い住宅や複雑な形状の建物の改修工事において重宝されます。特に松阪市の歴史的建造物や津市の既存住宅のリノベーション工事では、その柔軟性が活かされています。
 
ただし、労働安全衛生規則により高さ31m以下の制限があり、作業床の設置や手すりの取り付けに工夫が必要です。また、組立には熟練した技術者が必要で、安全性を確保するためには十分な知識と経験が求められます。
 

最適な足場選択のポイント

適切な足場選択は、現場の条件、建物の特性、工期、予算、そして何より安全性を総合的に考慮して決定する必要があります。三重県の地域特性を踏まえた選択基準をご紹介します。
 
建物の高さが低層(3階程度)であれば単管足場や移動式足場も選択肢となりますが、中低層以上ではくさび式足場、中高層以上では枠組足場や次世代足場が基本となります。敷地が広い場合は枠組足場、狭い・複雑な形状の場合は単管足場やくさび式足場が適しています。
 
工期が短い場合はくさび式足場、コストを抑制したい場合は単管足場(ただし安全性を最優先)、最高レベルの安全性を求める場合は枠組足場や次世代足場、高水準の安全性なら手すり先行対応のくさび式足場を選択することが推奨されます。
 
津市や松阪市などの住宅密集地では騒音への配慮が重要で、鈴鹿市の工業地帯では大型足場システムの効率性を活かした選択が可能です。地域の特性を理解した足場選択により、工事の品質と効率を両立できます。
 
三重県で足場工事をお考えの建設業者様は、現場の条件に最適な足場システムの選択から施工まで、専門知識を持つ業者にご相談いただくことで、安全で効率的な工事を実現できます。適切な足場選択により、作業効率の向上と安全性の確保を両立し、高品質な建設工事の成功につなげることができます。
 

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足場工事に関することは三重県松阪市の繋心工業株式会社
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電話:090-4859-3932
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